過去の方向へは、例えば「ライフ・ログ」では、データを遡って戻るわけです。未来へはコンピュータのシミュレーション機能が使えるはずです。今や、未来へも結構行けちゃうわけですよ。逆に言うとね、シミュレータで予測して、その瞬間になった時っていうのは、そこを追認してるだけなんだよね。現在でも「駅ナビ」なんかを使えば「30分後には俺、遅刻してるな」みたいなことは予測立つわけ。「どんなに頑張っても絶対着けない」とか。だから、ある種タイム・マシーン的なものを使う生活に……そういう新しい体系にもう既に入ってるわけね。
教授 廣瀬 通孝(ページ2) | 東京大学 先端科学技術研究センター